WOrld’s End

WOrld's End 写真はいつも世界の終わりを続ける

2019.8.28 Wed - 9.28 Sat
休み : 日・月・火・ 祝日・ 9月4日 - 9月7日

2019年8月19日(月)Bluee Sheepより出版予定
「WOrld's End」
並製 280x225mm 
本体価格:4000円

同時期開催:
Books and Modern + Blue Sheep Gallery
会期:2019年8月16日(金)- 9月7日(土)

時が止まっている、光が押さえつけられている。
明るい闇?明るい終わりが続いている。

知人からデレク・ジャーマンのポートレイト撮影の依頼を受けて、その時はじめて、プロスペクト・コテージを見ました。コテージの中や庭を非常に美しいなと思って、デレク・ジャーマン達が昼食にいっている間に撮影しました。

自分が写真に撮りたいなと抽象的に考えていたことが、ここに具体的にあるなと感じました。世界の果て(エッジ)が目の前にあるなと。写真や映像になってはじめて完成する造形が目の前にあった訳です。

近年シャッターを押す動機。現在とは、死とは、一体何なのか?どんなイメージなのか?どんな幻想なのか?どんな精神の病気なのか?私を傷つけた剣だけが、私を癒すことができる…。描かない、造らない、美しくない、真面目ではない。

デレク・ジャーマンは非常に優れた美術家だと思います。30年経ってより一層強くそう思います。写真と映像の時代である20世紀の最後にデレク・ジャーマンの庭があり、『BLUE』があった訳です。あれから30年経ってどう思うか。その答えが、World’s Endの中にあるのではないのでしょうか。