
<展覧会オリジナルポスター>
価格:¥4,400
仕様:A1サイズ、オフセット印刷、
直筆サイン/50部限定
写真家/画家 髙橋恭司の個展「まばたき」を、3⽉28⽇(⾦)から4⽉26⽇(⼟)まで開催します。
髙橋は1990年代から「CUTIE」「Purple」など国内外のファッション・カルチャー誌や各種広告媒体などで際⽴った写真を発表し、現在まで時代を先⾏する写真家として広く認知されてきました。活動初期である90年代初頭には、国内美術や写真業界において当時主流だった⽩⿊写真の美学にとらわれることなく、1970年代のアメリカン・ニュー・カラーを源流とするカラー・フィルムによる写真表現を、⽇本においていち早く確⽴しています。
void+では2年ぶりの個展となる本展では、“シャッターを切る恣意的な瞬間”を、逆説的に“私が消える瞬間”としてとらえなおし、“⾃らが不在となった世界”として写真を発表します。
「出してはいけないことが内包されているかのような、よそゆきでもなくドキュメンタリーでもない、さりげない、新しい感覚を想起させられた」と⾃⾝が語る新作約20点を展⽰。
“まばたき”のあいだに広がる、はるか遠くにある儚い光景を、ぜひ味わいに来てください。
瞬きの瞬間
私は世界から消える
代わりに写真が闇の国から
やってくる
瞬間世界から私が
消える事の愉悦が
私の写真だ
髙橋恭司
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(瞬きの瞬間、世界は誰にも見られていない
誰にも見られていないのなら
世界はどんな有り様なのだろうか
量子の世界では、観察者がいなければ
世界は違っているという
束の間の影という言葉があるが
ハイデガーは誰も見ていない山間を雲か、
過ぎていく影だと書いていたと思うが
それは誰が見たというのだろうか
誰も見てはいない
写真を撮るとは
束の間世界を忘れているということでは
ないだろうか
それは愉悦の時であり
写真がまとっているアウラは
何か絶対的で崇高ですらある)









